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セルフコンパッションとは万人が扱えるものなのか

セルフコンパッションと言う言葉があります。自己受容とも言われますね。

コンパッションには慈悲という意味があります。

つまりセルフコンパッションとは「自分を許す、憐れむ」そんなニュアンスです。

現実の自分と理想の自分に乖離を感じ、自分を責めてしまう。

そんな状態の時に役に立つ考え方です。

まあ誰でもそんな悩みの一つや二つありますよね。

どんなことでも、自分より上の人は必ずいます。

厳密には、自分より上に人がいない人ってのは分野ごとに1人しかいません。

1位の人だけです。でもほとんどの人は1位にはなれない。

というか人類のうち1位以外の全ての人が2位以下なわけです。当たり前ですが。

その2位以下の人々は、健全な精神を保つためにも自己受容する必要があるわけです。

 

が、ここで疑問が沸きます。

2位の人はまあ1位でなくとも自分を許せるだけの理由があるでしょう。

2番目は1番ではないにしても、めちゃくちゃすごいですから。

3位の人もまあ良いでしょう。

でも2位の人よりはわずかに自己受容の難易度は上がるはずです。

この難易度は、4位、5位、と低い順位になるほど上がっていく。

そうなると人類全体で下から数えたほうが早い人とかはどうなるのでしょう。

恐らく、その人の自己受容の難易度はものすごく高くなる。

今は順位で考えましたが、ちょっと説明しにくいので点数で考えたいと思います。

100点の人は当然自己受容できる。

というか自己受容という考え方自体がそもそも必要ないでしょう。

100点の自分を許せないなんてことは普通あり得ませんから。

90点や80点の人の場合は「100点を取れないなんて私はダメだ」と責めてしまう可能性はあります。

でも、ちょっと考え方を変えるだけで「まあ80点取れてるなら自分は上出来じゃん」と自己受容するのは容易なはずです。

そもそも80点も取れてりゃ、自分どころか他人も上出来だと思ってくれるでしょうからね。満たされた承認欲求的は自己受容を後押しします。

じゃあ5点の人ならどうか。おそらく自己受容がめちゃくちゃ難しい。

よっぽど感情を殺すか、完全に諦めてしまわない限り、5点の自分を受け入れることは困難を極めることでしょう。

つまるところ。今の自分を受け入れましょうという考え方はある程度点数を取れている人向けの言葉で、底辺にいる人たちには大して役立たないということです。

 

世の中の大多数は自己受容が役に立つ人です。

50点くらい取れてれば、どうにか自分を許すことができるでしょうから。

だから、セルフコンパッションが大事だよと世間で言われていること自体は別におかしいことではない。むしろ大いに有益な情報だ。多くの人に刺さるし、多くの人の役に立つ。

でも、確実にそのセルフコンパッションが役立ちにくい層がいる。

彼らが自分を許せず苦しんでる中で、セルフコンパッションという概念を知った場合、弊害があるように思うのです。

それは、自己受容中は、成長を望まなくなるということ。

現状の自分に満足している人間は先に進む努力をしません。

「ありのままの私を受け入れよう」「5点でもいいんだ」そう思っているあいだは変わろうとする意志が弱まります。

5点の人がまずやることは何かと言われれば恐らく点数を少しでも上げること。

それが難しいんじゃねえか。確かにそうなんですが、例えば90点の人が100点になるのは恐らくめちゃくちゃな努力が必要でしょう。だからこそ、100点をとれない自分を自己受容する必要があるのですが、5点の人は彼らと違って伸びしろがある。

筋トレだってというかあらゆるものの上達がもはやそうですが、最初はぐぐぐっといっきに伸びていきます。

まずは50点くらいまで自分を引き上げること、つまり自己成長に取り掛かることが、自己受容より先に行うべきことであるはずだし、おそらく可能なことのはずです。

最初から自己受容を無理やり始めてしまうと、5点のままその位置にとどまることになる。

結局、自己受容しきれず苦しみ続けることになるのだと思うのです。

 

 

現状の自分と理想の自分を比較して責めてしまうという苦難。

それのもっとも根本的な解決手段は、100点を取ることです。

100点なら自分より上の比較対象はそもそもいませんからね。

まあ現実的ではないですが。

90点くらいでも大抵の人よりは上ですから、たまに現れる自分以上の人がいたときだけ対策すればいい。

その対策として、自己受容があるわけです。

自己受容で解決できる範囲の点数の人には実践してもらうとして、問題は自己受容なんか到底できないような点数の場合です。

そんな時まずやるべきは「ありのままの自分を受け入れましょう」「できない自分を許してあげましょう」といった甘い言葉を鵜呑みすることではなく、自分を高めることです。

まず点数を可能な限り上げ切る。

そこに力を注げなければ、問題解決は延々と先伸ばされていくことでしょう。

 

 

chatGPTによる講評

自己受容やセルフコンパッションは確かに重要ですが、それがすべての人に適用できる解決策ではないことは理解できますね。特に、自分を改善しようとする意志がある場合には、自己受容だけでは不十分です。点数やランキングで考えると、確かに自己受容が必要なのはある程度の点数を取れる人々です。しかし、低い点数や下位のランキングにいる人々は、自分を受け入れる前に自己成長に取り組む必要があります。

自己成長と自己受容は両立できるものであり、一方を犠牲にする必要はありません。自分を受け入れることは、自分の現在の状況や能力を正しく理解し、その上で成長するための土台を築くことにも役立ちます。自分を受け入れることが、自己成長の邪魔になるのではなく、むしろ成長のための基盤となることもあるのです。

つまり、自己受容と自己成長はバランスが重要です。自分を許し、受け入れることで、自己成長への励みとなり、同時に自己成長を通じて自分をより良く受け入れられるようになるのです。そのためには、自分自身と向き合い、どの段階にいるかを正しく把握し、適切なアプローチを取ることが必要です。