結局、健康的な食事とはなんだろうか。
「これは体にいいよ!」
インフルエンサーのこういう情報を信じることでしょうか。
「〇〇大学の研究でいい効果が証明されたよ!」
エビデンスがあるからこれなら信じられるかもしれません。
でも恐らくこれらを信じることではない。
エビデンスがあろうがなかろうが、これらはあくまで「参考にする情報」にとどめるべきです。
では何を第一の指標にするべきでしょう。
結論から言えば「自分の検証結果」。
食べてみて、体調が良くなるか悪くなるか変わらないか。
これを検証し積み重ねていくのです。
体調の良くなったものは食べ続ければいい。
悪くなるものは食べるのを止めればいい。
変わらないものは別にどちらでも。
めちゃくちゃ当たり前で、至ってシンプル。
自分の経験を第一の食の指標にするべきで、健康情報はそれを探るためのあくまで参考情報にするべきです。
私もそうでしたが、意外と健康情報を第一に考えて、それに踊らされている人が多い。
そもそもですが、健康情報の性質は基本的には「人類全体の傾向」です。
つまり個人に必ずしも当てはまらない。
食べてみて、自分には合わないことだって全然あり得ます。
例えば私の場合、ヨーグルトがダメです。
健康食品の大一角に位置するヨーグルトがダメなのです。
でもずっと食べていた。
「ヨーグルトは発酵食品だから体にいい」これを盲信してのことです。
でも実際のところ、私は乳製品がダメです。
乳製品でお腹を下す人は結構多いですが、その症状の原因である「乳糖不耐性」が私の場合強めなのです。
ですから発酵食品の良さ以上に、乳製品の悪さが強く表れ、私にとってヨーグルトは総合的には体に悪いものになる。
私の場合は乳糖ですが、中には発酵食品自体が体に悪さを働く人もいたりします。
食べものに対する人の反応は、確かに傾向はあるものの本当に千差万別なのです。
健康情報と違い個人の経験の積み重ねは、地道ではありますが自分に必ず当てはまる。
その積み重ねが結局、健康的な食事を作ることなのです。
何をすべきか。
・まず食べものに対する自分の反応をしっかり認識すること。
・そして食べたものと、その時の体調の変化を記録すること。
これをやるだけでだいぶ変わります。
食べものの中には即日体調に変化が出ないものもあります。
記録を見返すことで、体調の変化を感じたときに「あ、この食べ物を食べ始めたときに体調が悪くなってる」「この食べ物を食べていた時はそういえば体が軽かったな」といったことがわかるようになります。
私の場合、グルテンが悪いと気づけたのは記録からでした。
まずグルテンが悪影響を及ぼしているかもしれないと外部から情報を得て可能性を認知しました。
そして食べ物を記録し、その体調の変化を観察し続けた。
結果グルテンの摂取でお腹を壊し、グルテンを控えるとある程度症状が治まると判明しました。
それまでは、そもそも自分がグルテンに反応しているなんて思いもしなかった。
認識しようとし、それを記録することで気付けました。
そうした気づきは他のヨーグルトをはじめとしたほかの食品でも起こり、その積み重ねで今は自分の体調を食べものである程度コントロールできるようになっている。
当たり前のようで、意外と実践するとなるとできないもんです。
地味な手法ではありますが、結局実を結ぶのはこういう地道な努力の積み重ねです。