スタイルの良さとは何か。

人が人を評価するときの指標として、見た目というのは確実に存在するわけです。

見た目の良さは、遺伝子の良さに直結するため、潜在的に人は見た目で人を評価し判断するようにできています。

見た目が遺伝子の優劣に出るというのは動物では頻繁に見られます。

優れたライオンのオスは見事なタテガミを持っていますし、クジャクはより美しい羽を持った個体が繁殖に有利です。

多くの動物で遺伝子が優秀な個体は美しいという傾向がみられるのです。

当然人間でも、遺伝子の良さが見た目に反映していると考えるのが妥当です。

もちろん見た目が全てではないですが、良くしておいて悪いことなどありませんので、快適に人生を送るためにも生涯を通して磨いていくだけの価値があるものだと言えます。

 

見た目は大きく3要素に分解できます。

 

・顔の良さ

・スタイルの良さ

・若さ

 

均整の取れた造形、特に顔の造形は遺伝子的に優れていることを示します。

またスタイルの良さも、同様に遺伝子が優れていることの指標です。

この2点は先に述べた動物の例と同じです。

若さに関しては、繁殖能力の高さを表します。

特に異性はこの点に敏感です。男性が女性を選ぶ際は、この傾向がより顕著になります。

 

今回はこの中でも、スタイルの良さについてです。

スタイルの良さとはなんでしょう。身長の高さでしょうか。脚の長さでしょうか。

これは実は「頭身」です。

ギリシャ等の彫刻でも採用されていますが、最も美しいのは8頭身と考えられています。

神などの人類を超越した存在は英雄体型と呼ばれる9頭身で表現されていたりもします。

8か9、どっちがよりいいかはここでは決めませんが、いずれにしてもこの辺りが人の目に美しいと映る頭身のスイートスポットだと考えて間違いないでしょう。

10頭身はどうかという疑問も浮かぶでしょうが、恐らく高ければ高いほど良いというものでもないようです。

例えば100頭身とかになると、それはただの奇形でしょう。

どこからか奇形になっていくと考えると、丁度いい頭身はあくまで8~9だと考えるのが妥当です。

見た目を磨く時、スタイルにおいては頭身を8~9に近づけるというのがアプローチ方法になります。

 

「身長が高いこと」がよく評価されますが、これは身長が高まることで頭身が理想に近づくためです。

身長の高さそのものではなく、それによって「頭身が高くなること」が評価を高めているわけです。

同じように小顔というのも日本ではよく評価されますが、これも頭が小さいほど頭身が高くなるからです。

 

厳密にはもっとたくさんの要素が複雑に絡み合ってスタイルの良さを判定していますが、最も重要な要素が頭身であることは間違いありません。

 

頭身を構成する要素は「身長」と「頭の大きさ」です。

どちらも生まれつきの要素であり、変えられる物ではありません。

遺伝子の良さを象徴するものなのですから、当然と言えば当然ですね。

しかし、偽ることはできます。

底の厚い靴を履けば身長は高くなりますし、肩幅を広くすれば相対的に顔は小さく見えます。

他にも偽る方法は山ほどあり、全て取り入れれば、何もしない状態より遥にスタイルの良い状態になることができるでしょう。

それをズルと取るか努力と取るかはその人次第です。